皆様は覚えているだろうか。
2008年、KinKiKids緊急コンサートで、「KinKiとyouを表しているような曲じゃないでしょうか」と言って紹介された曲のことを。
本日フラゲした、「The Red Light」の特典映像を見ていて、ふと思い出したこの曲のこと。
あのとき、そんなロマンチックなこと言ってくれるんだ!!と感動した覚えがある。
10周年からまた10年。
KinKiKidsは今年で20歳になる。
10周年までもまあいろいろとあったけど、そのまた10年も本当にいろいろとあったと思う。
活動が全然なくて悲しんだ氷河期とか、剛派光一派問題とか(これはデビューからあったけど。2人組はどうしたって比べられる。)、剛くんの膝。
東日本大震災だってこの10年間の間に起こってしまった。
少し話題はそれるけど、熊本の地震のとき亡くなったKinKiファンの方の報道のことはずっと忘れない。
私たちは、ファンっていう存在は、会ったこともない人達がほとんどで、でもひとつのもの(KinKiKids)を通して繋がっている。
もちろん、相容れない人たちもきっとたくさんいるし、めんどくさっと思うことだって山ほどある。
最近では高額販売とかね、相容れない人たちもたくさんいる。
でもそれと同じくらい、それ以上だと思いたいけれど、気持ちで繋がっている人たちは絶対に多いはずで、だからこそあの報道は胸を抉られるものがあった。
会ったこともないし話したこともないけれど、大切な仲間のひとりが亡くなったんだ、って思った。
20周年が盛り上がってる中、私はその方のことを思い出す。
こうやって書くと綺麗事感満載ですごいけど、本当に思い出す。
きっとお祝い、したかっただろうな、って。
その方達の想いも、ちゃんと20周年のお祝いにのせていきたい。
話を戻すけど、
そんな中で巻き起こった去年からのお祭り騒ぎ。
正直もうおったまげすぎてついていけない。
幸せな叫び。
薔薇と太陽から始まって、怒涛のリリースラッシュ、そして20年後にまた会おうと約束したドラマの約束まで守られる20周年。
2人も、そして私たちも愛してやまないLOVELOVEあいしてるの復活、20周年カウントダウンラジオ生放送??
もう大混乱である。
最近ではtwitterで高校生くらいのファンの子もよく見かけるようになった。
そのくらい、KinKiKidsはたくさんテレビに出てるし、雑誌にも出てる。
そして20周年イベントは、2人が出会った記念日に発表された。
どこまでもロマンチスト、KinKiKids(とスタッフさん)
一筋縄ではいかないのがKinKiKidsだなあと本当に思うんだけど、そこで発表された剛くんの突発性難聴。
こんなに冷静に書いてるけど私は泣いた。
急にひとりで出てきた光ちゃんから発表されたその言葉。
衝撃的すぎて最初は涙も出なかったけど、その後光ちゃんが歌っている姿を見て私はわんわん泣いた。
だってソロだといつもあんなに自信満々の光一さんが。
なんだかすごく「2-1」に見えたから。
ソロをやっているとき、あのふたりは限りなく「1」だと思う。
昔は違ったかもしれないけれど、20年も経てばそりゃあ変わって、お互いの場所が存在して、そのときに動いているふたりは「1」だと思っているし、それは悪いこととは思わない。
だけど、あんなにたちまち「2‐1」になるのか、と思うと、KinKiKidsってふたりなんだなぁ、と実感してしまう。
隣に剛くんがいなくても、歌っている光ちゃんはちゃんとKinKiKidsだ、って思ったら、永遠に涙が止まらないんじゃないかと思った。
新曲を1度もテレビで披露出来ないまま、「The Red Light」の発売日を迎える。
先ほどの、ファンの繋がりの話じゃないけど、剛くんの突発性難聴が発表になったときもみんなで千羽鶴を折ってみたり、KinKiKidsがテレビで宣伝出来ないからって、ファンの子がtwitterで宣伝しまくってみたり。
とにかく熱量が凄まじい。
記録にはそこまでもうみんなこだわってないんじゃないかな、と思うし、実際私もそうだ。
でも今回だけはこだわりたい、今回だけは、そのことが1位をとれなかった理由に、本当は違ってもなってほしくない。そんなみんなの想いが携帯の画面上からビシビシビリビリ伝わってくる。
でも、KinKiKidsと私たちファンって、ずっとこうだったなぁって思い出す。
コンサートでは静かだし、誰よりも本人に図書委員とか言われちゃうし、ファンサとか求めてないよ状態だし、基本的にやっぱりお互い暗いイメージがあるけど、でもいつも大変なときは、声を挙げて応援するスタイル。
過去を懐古するようだけど、ソロ活動ばかりが続いて不安になった私たちを、光ちゃんが自分の言葉で安心させてくれたこととか、メディアより俺を信じろって言ってくれた剛くんとか、KinKiKids派になってって言ってくれたこととか、メディアよりも先に自分の言葉で剛くんのことを伝えてくれた光ちゃんとか、剛くんの代弁は決してしない光ちゃんとか。
大切なことはいつも言葉にしてくれる。
もちろんもらっているものの方が多いに決まっているけれど、それでも何らかの支えにはなれてるんじゃないかって、なりたいって、よくみんなを見ていて思う。
細くて長い糸みたいな、光の光線みたいな、でも絶対に切れないつよい絆が、KinKiKidsと私たちにはきっとある。
20年は長い。
10年も長い。
これからもきっと、いろんなことがある。
きっと嬉しいことばっかりじゃないと思うけど。
20周年、泣かせてやろうぜって言ったことがここでもあるけど、それでもやっぱり笑ってほしい。
そして照れながら言ってね、言わせてね、
「ありがとう。」